2024/08/07 12:00
こんにちは。「島の装い。STORE」店長のコミネ(写真の左側)です。お店ももうすぐ3周年を迎えるというのに、ここで自己紹介するのは初めて。2021年のお店の立ち上げから仲間入りをして、しまよその様々な活動に関わりながら、主にお店の運営や雑貨クラフト系の仕入れを担当しています。よく店番をしているので、お買い物のついでに会いにきてくださると嬉しいです。
さて、先日会いにいったのは、「ema」という屋号で活動する藤田舞子さん。土や釉薬が偶発的に生み出す質感を大切にした作品づくりをしています。舞子さんのつくる、大地から生まれてきたような白い器やオブジェたちは一度見たら忘れない独創的な美しさがあって、見るたびに魅了されてしまいます。
舞子さんは飾り気のない物腰のやわらかな人柄で、とある打ち合わせのときは、気がついたら3時間も語り合っていました。いろんな物事の本質を探り続けている方だから、どのお話も気づきがあってすごく楽しいのです。
そのお話の中でも「ema」という作品が人との新たな出会いをくれたり、繋がりに気づかせてくれるというお話がとても印象的でした。emaは、ただ一方通行的に自分の思いや考えを表現するのためのものではなく、舞子さんの人生を穏やかに彩る「営み」の一部なのだと感じました。
「ものづくり」とは、もののやりとりだけでなく、人を繋ぎ、機会を生み出し私たちを豊かにしてくれる。しまよその活動の一番のテーマである「ものづくり」を、揺るがずに信じていたいなと思わせてくれた舞子さんとのひと時でした。
そんな舞子さんとの企画を、来週から「島の装い。STORE」で開催します。今回の訪問はその撮影のためでした。ひと足先に拝見させてもらった作品は、そこに宿る「いのち」の脈動を感じさせるような、不思議なエネルギーを持っていました。お知らせは近日中に。楽しみにしていてくださいね。
text:コミネ