2024/11/27 12:00
この前3シュー年を迎えた「島の装い。STORE」。すごくあっという間だけれど、オープンの日を思えばもっと前のような気もして。もう3年?まだ3年?どちらの気持ちもあるのが正直なところです。
3年前、オープンを間近にひかえた頃に「開店のお知らせとご挨拶を!」と、豊崎に住む皆さんやお世話になっている皆さんへ、1枚のポストカードをお送りしました。イラストは、まだ看板もなく商品もそろっていない頃に「こんなお店になったらいいな」を想像して描いてみたものです。
「どんなお店にしたいか」を頭だけで考えて描いた時は、お見せできないくらい「なんじゃこりゃ。」なものだったのですが、仕入れや視察でそれぞれのつくり手さんを訪ね、会話し、思いに触れていくなかで、この「お店像」いたいなものが、私の中できあがっていったように思います。
この辺りにあんまり猫はいないし、黄色いお花もちゃんと咲くかはわからないけど、こんな風景のお店だったら、構えずに遊びにいくような感覚で訪ねられるんじゃないかとか、こんな雰囲気のお店だったら居心地が良くて、きっと会話もしたくなって、お店を出る時には心がほかほと明るくなれるんじゃなかとかを想像しながら描きました。
当時「願い」だったものも、今や顔馴染みのお客様や、すっかりお世話になっているつくり手さんたちが日々訪ねてきてくれる。3年前に思い描いていたお店や、それ以上を提供できているかな?と少しばかり思ったりするけど、その事実が3年という時間も、質量と立体感のあるものにしてくれています。
なんのこっちゃ?な表現をしてしまいましたが、とにかくあっという間だったけれど、いろいろなものが濃く詰まった3年間だったと、皆さんから感じさせてもらっているなということです。
これから先、関わる皆さんや沖縄にとってこのお店がどんな役割となれるかをしっかり考えていくけれど、また何年後かの「島の装い。STORE」を「皆さんと一緒に思い描く」なんてこともできたらいいな。
text:コミネ