重要なお知らせエリアを非表示

2025/01/01 09:00


しまよそでお仕事をしていると、いろんな人の暮らしをちょっとだけ覗けたり、人生の岐路みたいな部分に立ちあえることがあります。最近でも、11月に閉店したAs tart & coffeeのけいちゃんは海外で学ぶために沖縄を離れたし、seek a seedのあやさんは石垣島のお店を閉めて沖縄本島で活動していくことに。それぞれが目指す先を思って新しい暮らしを選択をしているのを間近で見て、私も目指したい暮らしを考えてみたくなりました。


今までで満ち満ちていたなぁと思う暮らしは、中学までの時間を過ごした地元「渡嘉敷島」での暮らしです。いつも自然が近くに居て、毎日、波と風と生き物の生きる音を聴き、変わりゆく空の色を眺めて1日を締めくくる。両親や地域の人たちに守られていたこともあるけれど、大人になってある程度自分で豊かになれる術を手に入れられるようになった今でも、当時の暮らしは異次元に満たされていたなと思います。

とりあえず道具をもって海にでかけて、生き物を探しながら潮干狩りや釣りをしたり、夕陽が沈む時まで泳いだり。季節になれば家族と山桃や野苺を採りにいって、その時だけの特別を味わったり。こういう素朴でいて自然や地球のリズムに近い暮らしは、何にも急かされず、どの時間も余さず噛みしめられる。当時の暮らしを思い、毎日海や自然と触れ合い、ひたすらに空を眺めるような暮らしをまだまだ夢見ているけれど、そんな暮らしが私にとっての理想的な“満ち満ちた暮らし”なのかもと思いました。


もうすぐ一年が終わり、また新しい年がやってくる。来年はどんな一年にしようかを考えるのも、思う暮らしに近づく一歩なのかも。皆さんはどんな“満ち満ちた暮らし”を想像していますか?あるいはどう実現したのでしょうか?聞いてみたいです。ぜひ、お店に遊びにきたときにお聞かせください!

text:コミネ