2025/01/01 08:00
やーかなしい、とってもかなしい。愛すべき沖縄の雑誌「おきなわいちば」が次号を持って休刊ですって。シュリンクし続ける雑誌市場で、しかもクーポン誌のような広告だらけの内容ではなく、沖縄という「地方」に的を絞って20年続くということがどれだけすごいことか。広告を取りにいくのではなくてしっかり伝えたい内容にこだわり、地元だからこその恐るべきリサーチ力と、しっかりした取材と、丁寧すぎるんじゃないかという誌面づくりで、毎号楽しみにしていた方も多いのでは。
@okinawaichiba_magazine
ぼくはと言えば、移住したばかりのころに発行元の光文堂コミュニケーションズさんに数ヶ月お世話になっていたことがあったり、外人住宅特集のときに自宅を取材してもらったのをきっかけに、何度か紙面に登場させてもらい、巻末のエッセイは最新号でなんとvol.41。思い入れのある、どころではない縁のある雑誌だったので。
事情はわからないけどたくさん検討したうえでの判断だろうから仕方のないことなんだけど、なんとかならいものかなーと思ってしまう。ファンの人はたくさんいるだろうから、毎号買わずとも雑誌の存続をみんなで支えるようなことができないものかな、とか。消費以外で支えるような仕組みが、もっと身近にあっても良いような気がする。
ともかく、沖縄から雑誌の灯火が消えてしまったら悲しい。島の装い。でも雑誌つくりたいな。「しまよそマガジン」の発刊に向けて、クラファンとかしたらみなさん応援してくれますか?
text:セソコ