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2025/08/31 12:00

ぼくは中学高校とバスケ部だったんだけど、高校のとある時期にいろいろあって嫌になってもう辞めよかなと思った時がある。なんかきっかけがあってバスケ部に戻り、最後だと思ってがむしゃらに練習していたら、自分では技術的な変化はあまり感じてなかったんだけど、不意にみんなに上手くなったと褒められるようになったことがある。

仕事を始めてから30代前半ぐらいまでは、「編集者」が向いていると思えず、向き合う案件がいちいち苦しかった。それでも他にできることなんてないと思ってがんばっていたら著書を出せることになり、その本は割と評判が良かった。人によろこんでもらえる本を作る技術が、いつの間にか身についていたんだと思える瞬間でもあった。




伸びるときって、あるんだな、と思う。沖縄のものづくりを、自分たちが魅力的だと思う人たちの作品を届けたい一心でお店をオープンし、手探りで営業を続けてきた。2021年の11月にオープンして4回目の夏、積み重ねてきたものがちょっとずつ融合してきている感覚がある。

お客さんやスタッフの笑顔や熱量、商品の豊富さと多彩さ、お店のなかにちゃんとエネルギーが満ちている感じ。自分たちのお店のコンセプトを信じ、目標はたてるだけじゃなく達成することにこだわり行動すること。関わる人がしっかりと思いを持って、向き合うことが大切なんだな。

店内でのトークイベントはストップしたままだし、まだまだできてないこともたくさんあるけれど、ますますポテンシャルを感じることができるようになった気がして、とっても嬉しい。

いま、「島の装い。STORE」が伸びてるよ。これからがますます楽しみだな。

text:セソコ