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2025/09/07 18:00

「あなた、写真をやったらいいじゃない!」そう投げかけてくれたのはennの清子さん。お会いするたびに1年分くらいのお話をするのだけれど、毎度のその時間が私の心からの楽しみだったりして。

自分自身のこと何かはじめられた?

前回お会いしてから1年半以上たつけれど、“ずっと何かをしたがったいる”ことは、はじめてお会いした時から気にかけてくださっていて。この質問に「変なこだわりがあってなかなか行動できないでいるんです。」と正直に話した。

表現の手法が言葉だったとしても、絵だったとしても、仕事や生き方だったとしても。加飾をしたり誇張をしたり、恥ずかしがって隠したりせず、なるべく「ありのまま」が良い。自分がする表現に関しては、少しでもエゴや自己主張を感じると止まってしまう、と。

だったらあなた、写真をやったらいいじゃない!
人を撮るのはどう?人のありのままの“生き様”。
撮っている人ぜんぜんいないのよね。

一瞬の表情や仕草にその人らしさや、時に背景にある物語がありのままに表れたりするものだけど、気づかれることなく流れていくことがほとんど。その瞬間も写真なら切り取れる。清子さんは“まず行動してみなさい”と促してくれた。普段カメラを向けるのは自然や風景ばかりだけれど、清子さんからの言葉をきっかけに「人を撮る」ことにチャレンジしてみたくなった。

ちょうど今、10組のつくり手さんと「島の装い。展 in 台中」の開催で台湾にいる。皆さんもまたそれぞれのものづくりをして生活をし、何かを表現している人たち。さすがに“生き様”までは撮れないけれど、“海外の皆さんに沖縄から持ってきたとっておきのものづくりを伝える姿”を、練習しながら撮ってみました。

案の定ピントはうまくあわせられないし、1枚1枚の画角や主題も迷子な写真ばかり。でも、撮りたいと直感するものを探している時間も、ベストショットを逃しながらああでもないこうでもないと試行錯誤するのもやっぱりやっぱり楽しかった。

この先長い間、私の表現と付き合ってくれるカメラをちゃんと手にいれて(実はしまよそスタッフのはるなさんからお借りしたカメラで撮っていた)、いろんなありのままを撮れるようになるぞ。

そしてきっかけをくれた清子さんは、9/5からスタートしている「季節に楽しむアクセサリー 秋 -Autumn- 」に参加中。お会いしたのもその打ち合わせのためでした。旅した先で買い集めたコレクションビーズをふんだんにつかったennのアクセサリーを届けていただいているので、ぜひお店で手にとってみてくださいね。

text:コミネ