重要なお知らせエリアを非表示

2025/11/23 18:00



振る舞いのシュークリームがなくなって、カレーも売り切れて、人の波が一段落して夕方、シュー年祭の余韻みたいな空気に浸りながらこの原稿を書いています。日も傾いて少し強い風が吹き、とても過ごしやすい。

4年経って思うのは、つくり手のみんなと「取材」という「点」で繋がっていた時間軸が、「線」に変わったということ。kot’oliのりささんが草編みのワークショップをしにきてくれて、SunnyTimeのらさちゃんは新しく始めた「石垣島 海と山と巡る洗剤」を携えて石垣島から来てくれて、ストアでいつも委託販売させてもらっているLuntataさんが焼き菓子を持ってきてくれて、イッツソーグーで会場を盛り上げてくれた佐々木さんがコーヒーを淹れながら今日もずっと喋っている。スタッフ小嶺の出身地、渡嘉敷島のつながりで初めて出店してくれたparlor bonvoyageさんのキューバサンドをみんな絶賛していて、金城さんの個展は2年ぶり3回目、奥様の瞳さんがカレーを作ってくれて、馴染みのつくり手たちやお客さんが来てくれる。変わらぬしまよそメンバーで4年を歩き抜くことができているのも本当にありがたいこと。変わらないひと、変わりながらもつながり続けているひと、そしてあたらしい出会い、いろんな時間軸の線が糸みたいに絡み合っていつしか縄のように強くなり、「島の装い。」が続いていく力になっている、そんなふうに思えました。時間の経過を感じられるということが、こんなに愛おしいことだなんて。

やりたいことはたくさんあるけれど、このつながりから生まれてくる身を委ねていれば、いつのまにか心地よい場所に辿り着くことができていそうな。どうなるかわからないけれど、引き続きご愛顧いただけると嬉しいです。次の1年も楽しむぞ。さ、原稿も書けたんで打ち上げ行ってきまーす。

text:セソコ