2026/02/01 18:00

企画展の搬入を進めるなか、ひそかに釘付けになった木工家・シオタニミカさんの手。手を合わさせてもらうとクッションがあって、見ると所々に傷や跡もある。体格は私よりも小柄で、手の大きさは変わらないのに、強かさを感じる手をしています。
それは技術の証明というより、木工や自分と向き合い重ねてきた時間の跡に見えました。そんな手は、どんな形でも魅力的でかっこいいなと思います。


もちろん手だけじゃなくて、姿勢や視線、仕草や体の動かし方にも表れるし、目に見えない心や言葉なんかにも気配が残ります。そういう「体」に表れている時間の跡に私は惹かれるし、憧れもするのです。
自分はどんな時間を重ねてこれただろうかと考えてしまうけれど、表されるものが自分にとっても魅力的であれるように、目指すものと、自分自身と、向き合っていたいなと思います。
残念ながら、シオタニミカさんの在廊は今日で終わってしまうけれど、その手から生み出された木の器や道具たちはまだまだ手に取ることができます。ぜひ触れてみてくださいね。
text:コミネ



