2026/04/05 18:00

敷地入り口の階段を登ると、音楽と人々が話す声がふわりと聴こえてきて、庭では子供たちが遊んでいる。一瞬で心地よい空間だと認識して、心がふわふわとする。期待感を抱きながら右手に進むと、風が通り抜けるような素敵な建物があって、その中に所狭しと彼の絵が並んでいました。
描かれているのは、身近で馴染みのある生き物たちから、海外を旅して出会った動物や風景まで。中にはウクレレを弾いていたり、「ブレーメンの音楽隊」のように背中にのりあっている動物たちもいて、色鮮やかな中に彼らしいユニークな視点が散りばめられています。
以前、私は「彼の絵には、私たち大人が忘れかけているような、羨むものが宿っている。」というふうに表現したことがあります。これまで彼のグッズや商品を通して感じていたその”素直さ”は単なる若さからくるものではなく、彼自身の中心にしっかり根付いた感覚や哲学から生まれているものなのだと、この空間に居て、彼が直に描いた絵を目の当たりにして、すっと腑に落ちました。
出店で来ていたしずく( @shizuku_nakijin )の金子さんともそんなような話をしたのですが、この場所も、集まる人も、そして作品も、全部が調和して心地よい。それもきっと鼓哲くん自身がつくり出している空気なのだと思います。彼のものづくりには、そういった意味でも確かな力があるなと感じました。
最近はギターだとかの音楽にも夢中になっているそうで、どんなかたちであっても、彼自身から生まれる表現と景色を、これからも楽しみにしています。
text:コミネ










