2026/08/23 18:00
陶器というのは、どうしても割れてしまうもの。
だからこそ大切に扱うし、そうするうちに愛着が湧く。
島の装い。STOREで販売させてもらっている、まだ誰かの元に迎えられる前の器も時折アクシデントに見舞われて、割れたり欠けたりしてしまうことがあります。
写真の豆皿もそのひとつ。
欠けてしまった部分を、ツギー ツクローイさん( @tsugiii_tsukurooi )に”繕って”もらいました。
陶器の割れや欠けを直す方法は「金継ぎ」という呼び方が一般的で、技法としてやっていることは同じなんですが、必ずしも金を使わないことや継ぐだけじゃないということから、ツギー ツクローイさんは「繕う」という表現で器を新たな表情で生き返らせてくれます。

今回の仕上げは錫(すず)で。
光の当たり方によってシルバーのようなゴールドのような表情を見せるのがおもしろいですよね。
単純に金が高価だということもありますが、いろんな金属粉での仕上げができて、それぞれに違う表情になるそう。
さらには金属粉を使わない「色漆」での仕上げなんかもできるんですって。

繕い(金継ぎ)という技法での修復は、はっきり言って安くはありませんし、それなりに時間もかかります。
もしかしたら、新品を買う方が安くつく場合もあります。
でも、愛着を持って使っていた器が万が一割れてしまった時、こういう選択肢もあるんだって知っておくのは、豊かなことだと思うんですよね。
いろいろ相談にも乗ってくれるそうですよ。
今回、繕ってもらった豆皿は、ストアでつかっていこうと思ってます。
もしかしたら捨てられてしまうだけだったかもしれない器が、こうしてまた使えるようになることって、とっても尊いことだと思いませんか。


text:シオヒラ

